他の奴らみたいに華々しく戦線で散れたなら、どれだけ良かったろうと未だに思うよ。物心つく前から教えられたのは銃とナイフの使い方。死ぬこと前提の期間限定生命活動。でも俺が出征する前に戦は終わった。これからどうするかなんて、誰も教えちゃくれなかった。いっそ君が息の根を止めてくれないか。
    『一人遊び。』お題bot@hitoriasobi_bot「「死ねなかったから生きているのさ」」


    制止はされなかった。抵抗もない。けれど冷めて凍りついた君の眼差しより強くこいつに触るなとばかりに首筋に刻まれた赤い痕。俺のものだと主張するかのようなそれに気後れして躊躇する。そんなもんよ、あんたの覚悟や想いなんて、とその存在証明を誇るように髪をかき上げて彼女はこの手をすり抜ける。
    お題bot@壊れかけメリアータ@feel_odaibot「首筋に存在証明」


    約束した河原で小石を積み上げ暇潰しをしていたらしい彼は、もう少しで完成しそうだった大作を放り出してあの頃と変わらない笑みを浮かべた。「ジジイになってもいい男じゃん、その腕どこやった?」どっかで失くしたと告げれば、当たり前にそちらに立って「んじゃまあ、地獄のランデブーと逝きますか」
    お題bot@odai8162「遅いんだよ馬鹿」
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