味気ない部屋の中で一つだけ拘って選んだ甲斐があって彼女は俺のセンスを褒めてくれた。素敵な料理のためには材料がたくさんいるなんてそんなに気に入ったならずっと中にいればいい。やれやれ彼女でいっぱいの冷蔵庫。食材のためにはもう一台必要だ。
    しろくま@お題bot @srkm_title
    『俺の彼女はひどく冷蔵庫を気に入っています』


    どうせなら彼らを奪う代わりに役立たずのこの両腕を喰らっていけば良かったのだ。幾ら剣聖だのなんだの呼ばれたところで肝心な時に大切なものを守れなければ何の意味もない。圧倒的な暴力を前にすれば人間の頂点など一番など如何にくだらないことか。
    お題bot @odai_bot00
    『これが何一つ守れなかった両腕です』


    切り下ろした血飛沫の向こうから現れる新たな刃。敵は増えて行く一方だ。けれど何故だろう。背中を守る貴方がいる限り僕は負ける気がしない。全てを預けた貴方を死なせる気がしない。血に汚れた手の守れるものは、例えこの小さな世界だけだとしても。
    お題bot @odai_bot00
    『貴方の隣でならこんな世界でも生きていられる』


    だれよりやさしいあなたがすきです、と拙い字で書かれた手紙を貰った。多くの命を奪い暴力の権化と言われ他人を踏みにじって来た俺を優しい、だ?寝言は寝て言えクソガキが。でもまあ、お望み通り首を落とす一刀は痛みも感じないように浚ってやるよ。
    創作お題bot @sousakuODAI
    『死神に送った恋文』 #創作 #お題


    いい夜だなぁ、と間抜けた声が上がる。友のために主君へ反旗を翻し、明日には斬首される三国一の馬鹿が収められた牢獄だ。「酒の肴にゃ最高だ」「呑気なことを……死ぬのが怖くないのか」「何、あそこで友を見捨てあの世で殴られる方が痛いし怖いさ」
    お題bot@烏合 @bot_crowd
    『月冴ゆ牢獄』


    運命なんてものは抗うためにある。歴史の流れは神が決めた?上等じゃねえか、俺はそんなものに黙って従うほどお利口でも行儀が良くもない。所詮道化と笑わば笑え。愚かな謀反人と謗らば謗れ。この手に刀がある限り俺はどこまでも己の意地を貫き通す。
    創作お題bot @sousakuODAI
    『神の掌中(てのなか)で踊れ』 #創作 #お題


    きっと眠っていただろう。はい、と答える受話器の向こうの君の声は少し掠れていて色っぽい。午前三時。眠れぬ夜の話し相手を探すにしては些か遅いことは理解している。それでも一番に思い浮かんだのは君で、着歴の一番上に残った名前も君だったんだ。
    喉元にカッターお題配布bot @nodokiri
    『電話越し、君の少し眠そうな声』


    呆れたような溜息をつく部下の視線の先、俺の足下にはすーすーと呑気に寝息を立てて眠る人間の子供。持っていたのは身体を包んだ毛布一枚と手紙だけ。拾って下さいなんて無責任なもんだ。しっかり育ててやろう。いつか自分を捨てたお前を殺すために。
    青色狂気(お題bot) @odai_mzekaki
    『「魔王様…貴方、今度は一体何拾ってきたんですか」』


    よくやった偉いぞ、と貴方に頭を撫でられたいがために僕は今日もこの手を汚す。名前も知らない人の背中に刃を突き立て、泣き叫ぶ女の喉を切り裂き、返り血塗れの姿を晒して貴方の前に立つ。これで貴方は綺麗なまま。全ての罪はみんな僕が引き受ける。
    アナタの為のお題bot(手動) @the_material0
    『堕ちる事が心地よくて』


    ただ一人に心捕らわれては悪魔の面目丸潰れだと言いながら君は躊躇いがちにキスをくれた。堕落させるのはお手の物、溺れた獲物を喰らうのが常なのに何とも思わない奴は酷く出来てもお前の泣き顔は見たくないと契約書を破り捨て君は僕の前から消えた。
    お題bot @odai_bot00
    『この手に残ったのは灰になった君だけ』


    また来ると言う笑顔を信じていない訳じゃない。でも貴方の帰る場所はここじゃない。そんな不安が顔に出たのか玄関先で珍しく深いキスをくれた。舌先が痺れる程の煙草の匂い。「君がこの匂いを忘れる前に」ふりほどけないのを知っていて、何て狡い人。
    お題bot @odai_bot00
    『拒絶できない君の残り香』


    前例がない、と誰もが反対する作戦を面白いと笑ったのは主人ただ一人だった。まともな策など立てていてはこの絶望的状況は覆せやしない。イカレてやがると誰かが呟くのも承知の上だ。「お前に任せる。好きにやれ」「御意」貴方を勝たせるためならば、
    創作お題bot @Sousaku_Odai
    『道がなければぶっ壊してでも切り開けばいい』


    結婚することになった、と告げた瞬間君の手から滑り落ちたグラスが音を立てて砕けた。蛍光灯に鈍く光る破片はまるで君の心みたいで、「だからサインしろ」お遊びでしかない紙切れを差し出すと今度はしがみついて泣き出す君。不安にさせて悪かったよ。
    創作お題bot @Sousaku_Odai
    『冗談だ、間に受けるな (すまない、泣かないでくれ…)』


    誰か来ちゃう、と怖じ気づいたように顔を伏せる君の頬をそっと上向かせ大丈夫誰もいやしないよと口唇を寄せた。細いリボンに噛みついて解いて期待に弾む呼吸を殺すように指先で触れる。柔らかな肌に牙を立てると途端口内に広がる芳醇な処女の血の味。
    創作お題bot @asama_sousaku
    『揺れるカーテンの隙間で君を××す』


    ぷにと肉球部分に頬を寄せて「何か冷たいし乾いてる」と眉を寄せる君に思わず苦笑をこぼす。「放せ、危ないぞ」この鉤爪はその細い首くらいなら簡単にはね飛ばせると言うのに不用心なものだ。「怖くないよ。お前の手は私を護る優しい手だもの」無邪気に笑うその顔は言い返す言葉を封じる。狡いもんだ。
    #肉球の日


    多分この時くらいでなければ奴の無防備な背中を拝む機会はあるまい。顔を合わせば胸倉掴んで殴り合い、犬猿と呼ぶのも烏滸がましい仇敵は俺の斜め前ギリギリ指先も届かない距離。ジッと睨んでいたのに気付いたのか振り向いた奴の顔は何故か赤かった。
    創作お題bot@君は空を知らない @xkssx
    『081 授業中の視界』


    終わりにしようぜ相棒よ、騙し合いはもう充分だ。銃傷のせいで上手く繕えないのかいつも綺麗に笑う奴の表情は歪んでいた。いい加減腐れ縁にも飽きたと言う顔が泣いて見えたのはきっと雨のせいなんだろう。始めたのがお前なら終わらせるのは俺の役だ。
    Cock Ro:binお題配布bot @CockRobin_bot
    『雨音と銃声のカンタータ』


    貴方の帰りを待って待って待ち続けて一体どれくらいの時間が過ぎ去っただろう。声は涸れ血は乾き例えこの大地に他の生命体が何一つ残らず消え去ろうとも貴方と交わした約束は守り続ける。次第に動かなくなる指先が全て崩れ行く前にどうか帰って来て。
    創作お題bot @sousakuODAI
    『朽ち逝く指先』 #創作 #お題


    これを貴方にと託されました、とその人が差し出してくれたのは隊服を着た彼の写真と出立の時に渡した手製のお守りだった。一体誰の血に汚れたものなのか錆色に染まりかなり傷んでいる。中には揃いの指輪。きっと帰ったら渡すと言っていたものだろう。
    創作お題bot @sousakuODAI
    激戦地より愛を籠めて #創作 #お題


    おい、行って来ると無愛想に出て行く父の背中。その姿が子供の頃から嫌いだった。以前寂しくないのと問うた私に母は笑って名前なんかなくてもあの人が呼ぶのはいつも私だけだからと言った。成程いつも手作りの弁当しか食べない理由も同じなんだろう。
    イトシイヒトヘ(お題bot) @ZelP_t
    『名前を呼ばない関係』


    「いい加減何か仕事しねえとマジでヤバいぞ。今ウチの冷蔵庫には砂糖と塩しかねえ」「そんなこと言ったってこの不景気じゃな。何でも屋なんて胡散臭いんだろ。チラシのお前の写真指名手配犯みたいだもんな」「その言葉そっくり返してやるよくそったれ」不毛な会話も何度目だろう。人間心に余裕がないと、何事もザラザラした紙鑢みたいな空気になってしまう。良くない傾向だ。が、こればかりは自分たちのやる気と意志だけじゃどうにも出来ないところでもある。俺が溜息をついて新聞へ手を伸ばした時突然、扉がノックされた。そこに立っていたのはこんなオンボロ事務所に相応しくない如何にもお嬢様然とした生意気そうな少女だった。「本当に何でもやってくれるのね?」「それなりにちゃんと見返りがあるならな」無愛想な声を寄越す相棒。せめて話くらい聞こうぜ馬鹿。ムッとしたように少女が眉を寄せる。「お金ならあるわよ」その瞬間凄まじい音を立てて天井が崩壊した。朦々と立ち込める砂埃の向こうから姿を現したのは翼の生えた小さなドラゴンだった。威嚇する口内にはまだちろちろと炎が燻っている。「さあ、何でも屋さんこの子をしばらく預かっていただける?」


    このまま黙って食い物にされている訳には行かないと集まった無謀な馬鹿はたったの七人。けれどどいつも頼り甲斐のある腕の持ち主ばかりだ。目印の揃いの白コートを羽織り、それぞれ得物を手に「さぁて、ちょっくら未来って奴をいただきに行きますか」
    創作お題bot @sousakuODAI
    『白いコートを着た「希望」』 #創作 #お題


    一体何度好きだと伝えられただろう。どのくらいありがとうと言えただろう。何度も喧嘩して泣かせて傷つけた君だから優しく包んで抱き締めたい。俺を忘れないでくれなんて都合のいいことは言えないがせめて最期は幸せだったと笑って欲しいと思うのだ。
    創作お題bot @asama_sousaku
    『例えば明日君が死ぬとして』


    究極の愛とは何だろうと問うと君は相手に殺して貰うことと笑った。貴方の中で永遠に消えない棘となっていつも背後からその背中を抱き締めて上げると続ける瞳は強ち冗談ではないらしい。ああそうだ。きっと君の全てを奪った感触を僕はずっと忘れない。
    創作お題bot @sousakuODAI
    『愛してください、殺してください』 #創作 #お題


    さあお帰り。こんなところでいつまでも遊んでいては行けないよ。外はまだ明るいのに彼はそう言って僕の背中を押した。怖い鬼が来るからね。そう言えば彼の名前は何だろう。そう思う間に意識は遠のき僕はこの世に舞い戻る。一人残った彼の望み通りに。
    創作お題bot @sousakuODAI
    『きみを待つ人』 #創作 #お題


    のんびり出来ていいじゃないと笑う君の膝を枕にして本のページをめくる。確かにこのところ息つく暇もなくてこうしてくっついてだらだらしたのは随分前だったように思う。ぱらぱらと雨粒が屋根を穿つ音。その檻に囚われて君と二人過ごすのも悪くない。
    創作お題bot@君は空を知らない @xkssx
    『061 雨降りホリデイ』


    この世界を支配していた魔王は倒した。これで絶望に浸っていた人々は救われるはずだ。その亡骸に縋りついて泣く魔王の息子に歩み寄る。仕方がなかったんだなんて言い訳が出来ないなら刃を振り下ろすしかない。結局繰り返しさと誰かが笑った気がした。
    創作お題bot @asama_sousaku
    『後悔すんなよと影が嗤った』


    その傷どうしたとか何怒ってんだとかいつも訊きたいことは山ほどあるがとにかく言葉を飲み込んで細くもない背中を抱き締める。そんなに背負い込んで重たかろうに助けてなんて死んでも言わないお前に惚れた弱みだろうか。いいさ胸ならいつでも貸すぜ。
    『一人遊び。』お題bot @hitoriasobi_bot
    『何も言わずに縋ってくるから、何も聞かずに抱き締めるしかなくて。』


    たった一人で乗り込んで大将首を浚って来てやるなんざ酒の勢いでも言うもんじゃない。心配する身にもなれ。だが、杯を掲げ遠くの敵を見据えるお前の目は少しも笑っていなかった。「借りは返してやらねえと」やれやれ無謀な相方に付き合うのも大変だ。
    創作お題bot @Sousaku_Odai
    『お前が言うと冗談に聞こえない』


    その一:夢の中にまで顔を出して僕を睡眠不足にした。その二:君が泣くとご飯も喉を通らない。その三:君のことばかり考えて何も手に着かない。その四:君に笑って欲しいから頑張って僕は病院送りになった。以上、君が僕の心を盗んだことの有罪証明。
    創作お題bot @asama_sousaku
    『有罪証明』


    他の人の料理なんて食べられないくらい私の味に慣れてしまえばいい。少しずつ少しずつ貴方好みのぴりりとした辛口から私好みの柔らかな甘さへシフトしていることになんて気付いてないでしょう?温かいご飯は何よりの武器なの。引き返すには遅いわよ。
    創作お題bot@君は空を知らない @xkssx
    『067 ある意味猛毒混入』


    幸せと言うのは最上値が決まっている上に絶対的基準がない。ある人の幸せが別の人の幸せと同義であることなど有り得ない。だから僕は君と共有するなら幸せより絶望を選ぶ。底のない絶望に君と堕ちるーー例えそこが地獄であろうと僕にとっては最上だ。
    薔薇牡丹<bot> @bara__botan
    『君との幸福より君との絶望がイイ』


    行く先にあるのは困難と高く頑強な壁なのは百も承知の上だった。たくさんの仲間を犠牲にしてかつての友を斬り踏みにじってそれでも歩まねばならない道があるならば傍らで支えたいと思った。貴方の見据えた未来を新しい時代を共に生きたいと思ったの。
    薔薇牡丹<bot> @bara__botan
    『あなたの歩む茨の道を私も歩みたいわ』


    暴力では何も解決しないなんてどの面下げて言うのやら。別に好きで剣を握った訳じゃない。革命軍が掲げる正義もあんたら国が唱える正義も僕には大差ないし意味もない。どっちでもいいんだ生きてく理由にするのは。だから殺せと言うなら友すら斬れる。
    創作お題bot @sousakuODAI
    『君にはわからないだろう、十で剣を持った僕の気持ちなんて。』 #創作 #お題


    はい、いいですか子供たち。まずは狼を一匹用意します。悪ければ悪いほどいいわね。薬で眠らせて両手足を縛ります。次にお腹を鋏で裂いて野菜や臭い消しのハーブと共に有りっ丈の石を詰めます。そしてそのまま河へ投げ込むの。浮いて来ない?変ね。
    創作お題bot @sousakuODAI
    『七匹の仔ヤギの料理合宿』 #創作 #お題


    街のざわめきを潜り抜けて満月の日通い慣れた秘密の抜け道を辿りいつもの場所へ向かう。濃い夜の匂い。煤けた風とネオンサイン。暗がりを行く俺たちのことなど誰も気に止めない。だからさあ、今宵も始めようじゃないか。ほんの少しの木天蓼酒と拾い物の魚の残骸で楽しい宴になりそうだ。 #222散歩


    黄昏暮れなずむ川縁を小さな俺と三本足のあんたとでのんびり歩いたこの道を今は独り歩く。お前は元気だなと柔らかな声であんたがくれた名前を呼ばれるのが好きだった。大丈夫心配すんな。あんたがくれたものを抱えてたら俺は独りでも生きていけるよ。例え今日も冷たい夜が来たとしても。 #222散歩


    今日は予定があると言うと君は露骨に怪しむ顔をした。でもこれは僕だけの秘密。人間の皮を脱ぎ捨てて思い切り手足を伸ばして屋根を走る楽しみは早々口には出来ないでしょう。そっとベランダづたいに君の部屋を覗けばふてくされて眠っていた。ごめん明日は美味しいクレープ食べに行こう。 #222散歩


    例えば恋人に大好きなホットケーキを作る。蜂蜜とバターたっぷりの。太っちゃうと言いながら満面の笑みでそれを頬張る恋人を見て僕はこの上ない幸せに包まれるんだ。君には金の環も真っ白な翼もないけどそんなものなくたって僕はちゃんと解ってるよ。
    創作お題bot @sousakuODAI
    『天使製造法』 #創作 #お題


    たった独りで世界を救えなんてどだい無理な話だったのだ。彼女を倒して世界を壊すか彼女を生かして世界を壊すかどちらにしろ結末に待ち受けているのは世界そのものの絶望だった。世界どころかただ独りの少女を救うことも出来ない無力感にただ吠えた。
    創作お題bot @sousakuODAI
    『慟哭した勇者』 #創作 #お題


    死にたくないなぁ、なんて震える吐息と共に吐き出された本音は今さら過ぎて笑う気にもなれなかった。くしゃくしゃに歪んだ顔でそれでも君は僕の笑顔が一等好きなのにと嘯くから敵の血に濡れた刀を取る。地獄で会おうぜ相棒よ。閉じた瞳に刃を落とす。
    創作お題bot @asama_sousaku
    『笑ってよ、って泣き顔の君が強いる』


    かたん、と言う音に没頭していた資料から意識を引き戻される。開け放した窓枠に見慣れぬ綺麗な小石が行儀良く三つ。明るい陽射しに輝くそれへ手を伸ばし僕は外を覗いた。窓よりも小さな背丈の君はにかりといつもの笑みを浮かべ「今日のも綺麗だろ?」
    創作お題bot @asama_sousaku
    『背伸びして届けるから』


    「ざまぁねえな…」傷から溢れる生命力が一歩進むための力と意志を奪って行く。こんなところで名もなき兵に撃たれて死ぬために今まで這いつくばって来た訳ではない。この扉の向こうに憎き仇がいるのではないか。誰よりもその狂気を共にしたーーあの男を、かつての友を切るために「動けよ俺!」
    『殺されるならお前にだと思ってた』


    白いふかふかに覆われた奇妙な部屋で目を覚ました。天井も床も四方の壁も全て余すところなく覆っているのは真綿だ。否真綿そのもので出来ているらしいこの部屋は先程からじわじわと狭くなっている気がする。私を押し潰すその密度は貴方の愛にも似て、
    創作お題bot @sousakuODAI
    『真綿の部屋』 #創作 #お題


    いつも笑顔で元気良く明るく正しく美しく約束は破らない仕事は手早く気配りは忘れずフォローも怠らずオシャレで情報通でトークもイケてて嫌味でなくて。そんなスーパー社会人の息抜きは何てことないゲーム。ナイフ片手に、さて今夜は誰と遊ぼうか。
    創作お題bot @sousakuODAI
    『処世術の猫』 #創作 #お題


    疲れ果てて小さな寝息が聞こえ始めてからようやく許しを得た気分で君の口唇にキスを落とす。気恥ずかしくて正面から愛してるなんて言えない。君の美しさを讃えることが出来ない。だから今だけ「……好きだ」「知ってる」笑う声に心臓が破裂しそうだ。
    お題bot* @0daib0t
    『君が眠っている間だけ、僕は愛を囁ける』


    気付かぬ内に密やかに教え込まれ憶えさせられまるで緩やかな毒のように全身を巡るその甘美な熱は誰にもきっと理解など出来ない。少しずつ作り替えられて自分のものでなくなって自由が利かず全て剥がされ奪われて絡みつくそれに意識の深くまで犯されてああ、貴方を放せない。
    『蝕まれていく身体』
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